切手は20円多く貼りなさい

今回は簡単そうに思えて徹底するのは非常に難しい話題です。

まずは表題のことを説明しますね。

郵便を送るときに、重さが微妙なものってありますよね。

というか、あなたの事務所にはちゃんとした秤がありますか?

また、必ず郵便局に持っていくという人はいいですが、

普通は切手を買いだめて随時切り取って使いますよね。

A4用紙が何枚で80円と90円もしくは120円と140円の分かれ目と

なるかというのもあるでしょうが、微妙な重さのときは

「きっと大丈夫だろう」という考えではなく10円ないし20円の切手を

追加で貼ってください。

もしかして切手が足りないことで、お客様のところに郵便が届かず、

返ってきてしまい、また郵送となると最短でもお客様に届くまで

2日遅れますよね。

それは一気に信頼が下がります。

意外にそういうことって多いと思います。

なぜか、人間は往々にして”勝手に期待”してしまう生き物なんですね。

自分の心に対して常に自問自答するように気をつけてみてください。

驚くほど勝手に期待して、妥協する「まいっか」という声が多いことでしょう。

もしその感情を体験したことがない人はかなり危機感を覚えてください。

あなたの仕事は限りなくテキトーです。

報連相は相手にとってかなりお粗末なものになっています。

指示も不正確・不足しています。

完成書類も穴がたくさんあるはずです。

特に補助者を雇わず一人でやっている人、あなたの書類や確認ミスは

補助者を雇っている人の5倍では足りません。

一人で作成も確認もするというのは構造的に難しいんです。

あなたも必ず経験したことがあると思いますが、計算問題で間違って

いるのだけれども、何回検算しても同じ答えになってしまうという行為。。。

自分で「これが間違いない」と思ってしまうと、思いこんでしまうので、

確認作業をしてもそれが間違っていても正しいと思い込んでしまうのですよね。

ミスの原因の中で最も重症なのは”思い込み”なんです。

無知や不注意などもミスの大きな原因ですが、それらは努力とシステムに

よって理論上改善することが可能です。

でも、”思い込み”(→”錯覚”)は、チェックシートなどに正しいことが書いて

あっても構わず間違いを選択してしまいます。

「今までクレームはない」

「役所から指摘がない」

「許可がおりた」

という結果から過程の正しさを推定するのは非常に甘い考えです。

それは「これまで交通事故をしたことがない」から「これからも交通事故を

起こすことはない」と言っているのと同じです。

そう思っている瞬間、交通事故への危険性を軽んじているため、事故を

起こす可能性はどんどん上がってしまっています。

みんなが一応事故を起こしたくないという気持ちでかばい合って

いるので交通事故にあったことがないというだけの可能性が高いです。

そりゃぁ普通に考えたら前だけ見ていたら事故は起きません。

歩行者だって轢かれたくないから自分で気をつけます。

それに助けられている運転者はものすごく多くいます。

歩いているとそれをものすごく感じます。

でもそのような人たちは「今まで事故を起こしたことがない」という実績

だけを頼りに「自分の運転は問題ない」と思い込んでしまうのです。

どんなに運転が上手な人だって必ずヒヤリハットの体験はしばしば

あるものです。

そのようなヒヤリハットについて真剣に原因を追求するという姿勢が

世の中は足りていないと思います。

我々の仕事もそれと同じです。

「不安だけど出してみて許可が出たらラッキー」的な思いで仕事を

している人がものすごく多いです。

あなたは隅から隅までそうでない!と言いきれますか?

1ミリも妥協しているポイントがないと言い切れますか?

もちろん出してみて実際の審査にかけないとわからないという

条件もあります。

ただ、それをやっていいかどうかの分かれ目の基準がありますので

ぜひ覚えておいてください。

それが「違反、違法だと知っていて、でも通ったら良いな~」という

考えで申請する場合、あなたは完全に黒です。

救いようがありません。

それが関連法令、役所への照会すべてによってでも「申請してみないと

どうなるかわからない」というような珍しい案件については、

本当に白か黒かわからないし、役所の解釈の仕方がどうだかという

ところが判断基準になるというように要素が残っているので、その

要素の問題を確定するために申請し、実際に判断してもらう。

そのような理由であれば、不確定なものを申請してよいということに

なります。

この差をはっきりとわかるためには、その調査対象についての法令を

隅々まで理解しておかないといけないわけです。

全部わかっていないと「どこまでがルール上で規定されているか」を

知らないために、申請段階で本来であれば”黒”とわかっているべき

ポイントを調査不足のために申請してしまうことがあります。

それがはじかれればまだよいのですが、もしなにかの間違いで

申請が通ってしまったらあなたの黒=虚偽申請は確定してしまいます。

「許可がおりればいいんでしょ」的な思想のもと、仕事をしている人は

このような虚偽申請確定をいくつも繰り返していいる可能性があります。

でもそこまで真剣に勉強していないのでそれに気付くこと自体が不可能

なのですよね。

だから我々は自分を守るためにも、お客様を守るためにも真剣に

勉強する必要があるわけですね。

常に万が一のケース、最悪のケースを一瞬の思考にて

論理的に可能な限り想像し、それらも考慮して言動し、

確認し、準備する。

「だろう」運転ではなく「かもしれない」運転にするように

しなければ一生この仕事を続けることは叶いません。

ヒヤリハットの際に見て見ぬふりをせず、その原因に対して

真正面から取り組む。

それの積み重ねだけがミスを1/1000から1/1005にし、

1/1010にするといったようにほんの少しずつ確率を減少

することができるのです。

こんな確率の減少は気が遠くなるような気もしますが、

それが可能となるのは論理的に考えてこの積み重ねだけなのです。

ぜひぜひ、封筒に紙を入れて重さが微妙な場合は10円、20円を

追加で貼り、万が一届かないときに2日もしくは3日をムダにしない

ようにしてください。

そのための10円、20円なんてタダみたいなものでしょう?

もちろん経費はムダにしてはいけません。

1円の経費削減は1円の利益向上という超基本原則は揺るがない

ものですからね。

でも、リスクとコストのバランスはこのような細かいところでも

常に考えていかないといけないことだと思います。

そしてそのような行動指針をすべての考動に適用するように

していただきたいと思っています。

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PDCA-system の紹介

神奈川県横浜市で本職としては運送事業許認可専門の行政書士を営んでいる鈴木です。 神奈川運輸支局目の前の事務所なので平日は朝から夕方まで基本的にはそこで行政書士業務を行っております。 夕方からはお客様のところに伺ったり、他の役所に行ったり、後進の指導の面接や、横浜青年会議所活動等に時間を使っています。 土日は基本的には家族と一緒にいます。 ただ、青年会議所活動や仕事などで土日を空けるときは 結構家族会議を綿密にやらなければいけないこととなります。
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